Nのために - For Nowhere Man

このブログは、「Nのために」紡いでいくブログです

Nのために 4月13日の出来事

15時ちょっと前のこと。

携帯電話に着信があった。

ショートメールのようだった。

 

Nからだった。

Nにしては珍しく、丁寧な言葉で。

 

今日は土曜日だというのに、Nは働いているらしい。

在庫の問い合わせだった。

こちらは休みだというのに、おかまいなし。

 

Nの気持ちを考え、私は返信した。

在庫はございます。ただ、当日出荷はできません。

 

すると、Nから即座に返信が届いた。

いつもの数量でお願いします。

 

間髪おかず、もう一通メールが届いた。

最短納品日希望

 

最短納品日...。

今日の出荷は出来ないので、最短でも月曜日の出荷。

商品のある場所からNのいる場所へは中1日かかる。

通常ならば、水曜日にしか届かない。

 

その水曜日ではマズイことはわかっていた。

なので、わたしはNへ電話したところ、忙しいのか出なかった。

そして、数分後に電話がかかってきた。

 

そこで、

・今日の出荷は出来ないこと

・水曜日にしか届かないこと

を伝えると、今欲しいんだからどうにかしろと言う。

 

火曜日に届けられる手段は、ひとつ。

その手段を伝え、お金がかかることを伝えると、

お金よりも間に合わせることが重要なことくらいわからないのかと。

 

こちらは、休日で、しかも、これから夕食を作ろうとしているのに。

そんなことはおかまいなし。

自分が発注していなかったことを帳消しにするために、

私へ圧力をかけてきている...。

 

自分の感情は抑え、謝り、手配しますと言って電話を切った。

速攻でパソコンにあるかどうか不明な発注書類を探し、

見つけて、取引先の営業に電話したが繋がらず。

会社に電話すると、休暇ということだった。

 

そこで、アシスタントの名前を複数あげ、電話で内容を伝えた。

もう、必死だ。

今日手配できなければ、火曜日には納品できないから。

 

事情を伝え、どうにかこうにか。

ようやく見つけだした発注書類を印刷して、fax送信。

送信後、確認の電話。

手配は、どうにか完了した。

 

最悪の事態は逃れたようだ。

しかし、また、Nのことが大嫌いになった。

当分口も聞きたくない。

できることなら、一生口を聞かずに過ごしたいくらいだ。

 

しかし、月曜日には、別件でNと話をする必要があるかも。

そう考えると、もう、気持ちを切り替えるしかなさそうだ。

 

Nのために、今日は夕食の副菜が一品減ることになった。

玉子料理にしようと思っていたのにな。

 

玉子焼きにしようか。

目玉焼きにしようか。

考えることすら出来なかった。

 

そして。

「Nのために」というタイトルでブログを始めた。

いつまで続けられるかはわからないけれど、

Nのために考えたことや思ったことを綴るノンフィクションのブログ。

 

このブログは、Nのために書いているのではない。

ことあるごとに綴っていこう。